http://dev.mysql.com/tech-resources/articles/recovering-from-crashes.html
Guilhem Bichot著
ここでは以下の理由でクラッシュした場合のリカバリー
の方法について述べます。
1. OSのクラッシュ
2. 電源落ち
3. ファイルシステムのクラッシュ
4. ハードの問題(ハードドライブとかマザーボードなど).
ここで使うのはMySQL 4.1.8版です。InnoDB ストレッジエンジン
にデータが格納されているとしましょう。このエンジンには
トランズアクションと自動クラッシュリカバリーがあります。これから
の議論ではMySQLは常にクラッシュ時には負荷がかかって
いるとします。負荷なしではリカバーする理由がありません。
ケース 1) と 2)
このケースの場合リスタートの後でMySQLのディスクのデータに
アクセス可能とします。リスタートの際InnoDBのデータファイルに
はクラッシュの際に首尾一貫しているデータが入っているわけでは
ありません。しかし、InnoDBは自分のログを読み、コミットされた
かされていない(データファイルにフラッシュされていない)
ペンディングのトランズアクションリストを見つけて、コミットされて
いないものに関しては自動的にロールバックして、コミットされて
いるものについてはデータファイルにフラッシュします。
リカバリープロセスの情報はMySQLのエラーログを使ってユーザに
伝えられます。
その一部:
InnoDB: Database was not shut down normally.
InnoDB: Starting recovery from log files...
InnoDB: Starting log scan based on checkpoint at
InnoDB: log sequence number 0 13674004
InnoDB: Doing recovery: scanned up to log sequence number 0 13739520
InnoDB: Doing recovery: scanned up to log sequence number 0 13805056
InnoDB: Doing recovery: scanned up to log sequence number 0 13870592
InnoDB: Doing recovery: scanned up to log sequence number 0 13936128
...
InnoDB: Doing recovery: scanned up to log sequence number 0 20555264
InnoDB: Doing recovery: scanned up to log sequence number 0 20620800
InnoDB: Doing recovery: scanned up to log sequence number 0 20664692
InnoDB: 1 uncommitted transaction(s) which must be rolled back
InnoDB: Starting rollback of uncommitted transactions
InnoDB: Rolling back trx no 16745
InnoDB: Rolling back of trx no 16745 completed
InnoDB: Rollback of uncommitted transactions completed
InnoDB: Starting an apply batch of log records to the database...
InnoDB: Apply batch completed
InnoDB: Started
mysqld: ready for connections
ケース 3) と 4)
このケースではリスタートの後MySQLディスクのデータが読めないと
仮定します。ディスクのデータのある部分が読めなくなったとします。
この場合MySQLは正しくスタートできなくなります。この場合ディスク
をフォーマットしなおすか新しいものを導入します。さてここで
バックアップからデータを取り戻します。そうです、先にバックアップの
必要がありました。それでは時間を戻してバックアップについて述べましょう。
バックアップのポリシー
バックアックは定期的に行われなければなりません。フルバックアップ
はMySQLを使って幾つかの方法で行うことができます。InnoDB
ホットバックアップ
はオンライン(ブロックしない)物理的な
(データファイルのコピー)
バックアップを提供します。mysqldump はオンラインのロジカルな
バックアップを提供します。これからの議論ではこれについて
話しをします。
例:
mysqldump --single-transaction --all-databases > backup_sunday_1_PM.sql
このコマンドは全てのデータベースのInnoDB テーブルをリードや
ライトを乱すことなく全てバックアップします。.sqlファイルの中身
は多くのSQL INSERTステートメントです。(これは負荷の少ない
日曜の午後1時だとします。)
フルバックアップは必要ですが、何時も便利であるということはありません。
大きなバックアップファイルが出来て、それに時間も掛かります。
しかも前のバックアップから変更されていない部分もバックアップしてしまいます。
増分のみのバックアップはもっと効率がよいです。
増分のみのバックアップをするには、増分がいります。MySQLサーバーが
データーをアップデートするときに増分をファイルに格納するためには、
サーバーは常にスタート時に --log-binオプションを必要とします。
データをアップデートするそれぞれのSQLのステートメントはファイルに
書き込まれます(これを「MySQLバイナリーログ」と呼びます). 何日か
実行し続けたMySQLサーバー(--log-binのオプションで)のデータディレクトリ
を見てみましょう。
-rw-rw---- 1 guilhem guilhem 1277324 Nov 10 23:59 gbichot2-bin.001
-rw-rw---- 1 guilhem guilhem 4 Nov 10 23:59 gbichot2-bin.002
-rw-rw---- 1 guilhem guilhem 79 Nov 11 11:06 gbichot2-bin.003
-rw-rw---- 1 guilhem guilhem 508 Nov 11 11:08 gbichot2-bin.004
-rw-rw---- 1 guilhem guilhem 220047446 Nov 12 16:47 gbichot2-bin.005
-rw-rw---- 1 guilhem guilhem 998412 Nov 14 10:08 gbichot2-bin.006
-rw-rw---- 1 guilhem guilhem 361 Nov 14 10:07 gbichot2-bin.index
サーバーがリスタートするときは何時でも、現在のバイナリーログに書き込む
のを止めて、新しいログを始めます。新しいのが現在のログとなります。
このようなスイッチはFLUSH LOGS SQLコマンドでも強制的に出来ます。
.index
ファイルはディレクトリーの全てのMySQLバイナリーログのリスト
を含みます。(これはリプリケーションに使います。)
MySQLバイナリーログは増分です。それではmysqldumpの実行を少し
変えてフルバックアップの際にMySQLバイナリログのスイッチ
が起こるようにしましょう。その上に新しい現在のバイナリーログ
の名前を聞くようにしましょう。
mysqldump --single-transaction --flush-logs --master-data=2
--all-databases > backup_sunday_1_PM.sql
これでディレクトリーの中にはgbichot2-bin.007というファイルが
できます。.sqlファイルの中には次のラインがあります。
-- リプリケーションを始めるポジションかリカバリーを行う時点
-- CHANGE MASTER TO MASTER_LOG_FILE='gbichot2-bin.007',MASTER_LOG_POS=4;
これが意味することはgbichot2-bin.007よりも古いMySQL バイナリー
ログに記録されている全てのデータ変更は.sqlファイルに
存在します、しかしgbichot2-bin.007に記録されたデータ変更または
それよりも新しいデータの変更は.sqlファイルにはありません。
月曜の1PMに増分バックアップをするために、mysqladmin
--flush-logs と打ち込みます。これはbichot2-bin.008という
ファイルを生成します。日曜の1pmのフルバックアップと月曜の
1pmの間の変更はとgbichot2-bin.007ファイルです。この重要な
ファイルを安全なバックアップの場所(テープ、余っている
マシン、DVD-RWなど)にしまいこみます。
火曜の1 PMに再びmysqladmin --flush-logsを実行します。
月曜の1pmと火曜の1pmの間の変更はgbichot2-bin.008ファイル
です。これも安全なところにバックアップしまいます。
MySQLバイナリーログはディスクスペースを必要とします。そのために
時々スペースを確保する必要があります。一番良いのはもう
必要がなくなったログを消去することです。つまりフルバックアップ
をする時に。
mysqldump --single-transaction --flush-logs
--delete-master-logs --master-data=2
--all-databases > backup_sunday_1_PM.sql
バックアップからのリカバリー
水曜の8amにクラッシュがあったとしましょう。フルバックアップ
からリストアーをします。これは日曜の1pmのものです。スクリプト
はSQLのステートメントのセットなのでリストアーは簡単です。
mysql < backup_sunday_1_PM.sql
このステートメントの後で日曜の1pmの段階に戻りました。これに増分
を追加するには、安全な場所にあった増分を取り出して次の
ようにします。
mysqlbinlog gbichot2-bin.007 | mysql
mysqlbinlog gbichot2-bin.008 | mysql
これで火曜の1pmまで戻りました。まだこの時点からクラッシュの起こった
時期までの増分が抜けています。これを逃さないようためには、MySQL
サーバーはバイナリーログを安全な場所(RAIDやSAN)に格納して
おく必要があります。その場所はデータファイルが格納されている
場所とは違った場所で、それはログが破壊されないためです。こうして
おけば、gbichot2-bin.009があり、それをアプライできクラッシュ
の時点まで立ち返ることができます。(データは失われません)
柔軟に対応することもできます。クラッシュではなくて問題が
間違ったDROP DATABASEだったとします。gbichot2-bin.009を
アプライすることでちょうど誤ったDROP DATABASEの時点まで
戻ることができます。例えば、誤ったステートメントが
7:30amころに実行されたわかっているとします。それならば
データを7amの時点に戻すことができます。(30分の余裕を見て)
mysqlbinlog --stop-datetime=2004-11-17\ 07:00:00 gbichot2-bin.009 | mysql
これはちょっと正確ではありません (約30分ばかりの変更を失った
ことになります)しかしこの場合は十分でしょう。他の場合では
そうもいかないかも知れません。その場合はちょうどDROP DATABASE
の前までmysqlbinlog を実行します。それには簡単な幾つかの
方法があります。その1つは
mysqlbinlog gbichot2-bin.009 > a_temp_file.sql.
a_temp_file.sqlをお好みのエディターで処理します。テキストの検索
機能を使って「DROP DATABASE」を探します。
# at 79
#041117 07:26:08 server id 1 log_pos 79 Query thread_id=1
exec_time=0 error_code=0
use test;
DELETE FROM `test`.`hea` WHERE col=879865;
# at 138
#041117 07:26:08 server id 1 log_pos 138 Query thread_id=1
exec_time=0 error_code=0
DROP DATABASE our_cherished_database;
# at 198
#041117 07:26:08 server id 1 log_pos 198 Query thread_id=1
exec_time=0 error_code=0
DELETE FROM `test`.`hea3`;
DROP DATABASEから始まる全ての行を除去して、a_temp_file.sqlを
セーブして、mysql <
a_temp_file.sqlを実行します。これでおしまいです。
まとめ
1. OSクラッシュか電源の問題の場合、InnoDBが対処
2. MySQLサーバーに常にオプションを与えます、--log-binか
--log-bin=なんらかのデータディスク以外の安全なメディア で実行
こうすることでディスクの負荷分散に宜しい(そして性能改善)
3. 前述の最後mysqldumpコマンド(オンラインでブロックをしない
バックアップです。)
4. mysqladminを使用して定期的に増分バックアップをしましょう。
ノート1: 実際の例では --user と --password オプションを
mysqldumpとmysqloptions に指定する必要があります。
ノート2:
サーバーがリプレイケーション・マスター・サーバーであれば
バイナリーログをmysqldump --delete-master-logsで消去するのは危険です。
マニュアルのリプリケーションの章にはログを消去する前に確認しなければ
ならないことをあげています。
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| • クラッシュからのリカバリ | zen kishimoto | 8 Jan |